本日はある老舗葬儀社様において後継ぎ(事業承継)された代表者様のお話です。
この葬儀社様は現在こそ平均約300件/年間の施行がありますが、
事業承継された当時は散々たるものだったそうです。
少ない施行件数のみならず、
スタッフの入れ替わりも激しくなかなか定着しない、
代表者様の目線から「サービス心」が見受けられない、
不正をはたらくスタッフも居たそうです。
そして、この代表者様がまず着手したのは、
小さな人数での組織ではあるけれども、
人事制度や賃金体系の徹底した導入による労働環境の整備、
自社の葬儀に対する姿勢や在り方の指針づくり、
バックオフィス強化の為の管理システム導入、
マーケティングの研修参加と手法導入、
業界平均よりも高い販促費を使ったプロモーションの実施と徹底した分析検証。
上述のようなことをコツコツと邁進されたそうです。
そして様々な良い因子が働いて、現在の安定経営に結びつけられました。
「葬祭業界はまだまだ改善出来る事がたくさんあります」
そう仰る代表者様のような方々が
この業界をけん引されていくのだなと感じました。